シンガポールのIoTサービスプロバイダーであるUnaBiz、アジア地域での拡大戦略の一環として東京オフィスを開設

– 戦略的提携によってUnabizの革新的ビジネスの可能性を見出す –
– 日本国内でのビジネスパートナーシップの発展を背景に拡大の計画 –

東京 - 2021年6月2日 –  本日UnaBizは、国内で成長を遂げている戦略的提携のサポート強化のため、そして既存のスマートソリューションサービスを拡大するための新しい取り組みのために、東京に新しいオフィスを開設することを発表しました。これは、日本でのICTとIoTの市場における同社の存在感の高まりの集大成と言えるでしょう。

UnaBizは2018年に世界的な通信のパイオニアであるKDDI が主導するシリーズ A資金調達ラウンドにおいて「SORACOM IoT Fund Program」を通じて 1,000 万米ドルを超える資金を調達しました。以降、同社は日本において、ソラコム、京セラコミュニケーションシステム、および Sigfox との史上最大級のスマートガス計測プロジェクトを進め、エネルギー企業であるニチガスに 850,000台のスマートガスメーターリーダーを導入、展開しています。コロナ禍の状況でもプロジェクトは完了し、ニチガスは現在、他のガス事業者にもソリューションを提供しています。

京セラコミュニケーションシステム株式会社 取締役 松木 憲一氏はこのようにコメントしています。「UnaBizの参入は、日本が世界最大のIoT市場の1つであることを示しています。東京オフィスの開設によって、日本における Sigfox ネットワークの利用がさらに進むことを願っております。Sigfoxの日本におけるオペレーター、そしてUnaBizのwin-winパートナーとして、京セラコミュニケーションシステムの経験、専門知識、ネットワークインフラを活用して、国内の顧客やパートナーとソリューションを開発し、日本のIoT市場の開拓と発展を目指して参ります。」

「UnaBiz JapanのマネージングディレクターとしてPascal Gerbert-Gaillardを任命できたことを大変嬉しく思います。」UnaBiz の CEO 兼共同創設者である Henri Bong はこのように述べています。「パスカルは起業家であり、2008年からアジアを拠点とし、同地域において国境を越えたプロジェクトを専門としている経験豊富なゼネラルマネージャーです。また、複数の業界で働いた経験を持ち、直近ではBio c’ Bonグループのアジアディレクターを務め、小売、食品、エネルギー、テクノロジーなど、UnaBiz のすべての主要部門において豊富な知識をもたらしてくれます。私たちは、日本の活気に満ちた革新的エコシステムとつながり、世界的な競争力を高め、より強力な IoT インフラストラクチャの構築と世界規模の発展に向けて加速していきたいと考えています。」

Pascal Gerbert-Gaillard は現在、フランス政府の貿易顧問、日本フランス商工会議所の理事、そしてÉcole Polytechnique卒業生アジア支部の会長を務めています。また、フランスのÉcole Polytechnique、École des Mines de Paris、Sciences Po in Franceで3つの修士号を取得しており、中国語、日本語、英語、フランス語の4カ国語に通じています。

Pascalはこのようにコメントしています。「新オフィス開設はUnaBizにとって当然の動きです。これによって、ニチガス、ソラコム、京セラコミュニケーションシステム、KDDI等のパートナーとの距離が縮まり、持続可能であり、品質、信頼性の高い IoT ソリューションを日本市場およびその他の国や地域で発展させることが出来ると確信しています。」

Pascal Gerbert-Gaillard and Philippe Chiu in the Taiwan Office

ソラコムの CEO 兼共同創設者である玉川 憲氏は「UnaBiz と共に取り組むことが出来ることを非常に嬉しく思っています。日本の企業がクリエイティブにIoT を導入するのに彼らの情熱と専門知識が助けになると確信しています。 UnaBiz のソリューションと ソラコムのグローバルな IoT 通信を共に活用により、大規模IoTプロジェクトに効果をもたらします。」とコメントしています。

シリーズAラウンドの後にUnaBiz は、「Invest Tokyo」プログラムに参加、グローバル経営コンサルティンググループである Accenture と協力し、日本市場への参入戦略に取り組みました。市場調査と成長形成戦略により、UnaBiz は集中すべき重要なパートナーと主要部門を特定することができました。

「特に、急速に高齢化する人口、労働力の減少、高い人件費の課題の分野で、シンガポールと日本市場の IoT活用において大きな相乗効果を見ることができます。日本は、減少する労働力を補うために次世代のテクノロジーを開発していますが、この社会的問題はコロナウィルス感染症によって拍車がかけられています。この問題解決のために、私たちはいくつかの大企業と協力し、施設管理、ユーティリティ、サプライチェーンとロジスティクス、およびヘルスケアサービスを対象としたソリューションを開発、そしてデータを活用して人々の生活の改善に役立てています」とパスカルは加えてコメントしています。

2018 年、エンタープライズ シンガポール、シンガポールの経済開発庁 (EDB)、日本貿易振興機構(JETRO) は、更なる協力の促進と、シンガポールと日本の革新的エコシステム間の円滑な連携を強化するための覚書 (MOU) に署名しました。

東京都 政策企画局戦略事業部外国企業誘致推進担当課長である田川 理映子氏は、「UnaBiz の新しい日本オフィスの開設おめでとうございます。UnaBiz の日本への進出は、人工知能、ロボティクス、IoT、ビッグデータ、アナリティクスなどの高度な技術分野の外国企業を誘致する「Invest Tokyo」プログラムの成果を示しています。私たちのプログラムへのUnaBizの参加を嬉しく思うと同時に、同社と国内の日本企業との更なる協力の促進によってグローバル ICT、プラントやエネルギー市場の持続可能な発展において革新的なソリューションがもたらされることを期待しております。」とコメントしています。

詳細な情報についてはこちらをご覧ください。

www.unabiz.com (英語)、もしくは   https://www.unabiz.com/ja  (日本語)