グローバル・アクセラレーション・プログラム「Hacking House」が台北でセカンドシーズンのデモデーを開催し、革新的なIoTソリューションを新たに4つ発表

hacking house taipei season 2 demo day group picture

2020年1月10日、台湾台北市 – 20名の留学生が台灣科技新創基地(Taiwan Tech Arena、TTA)に結集して「Hacking Houseデモデー」を開催し、「0Gネットワーク」を活用した革新的なIoTソリューションを発表しました。2020年のHacking House台北は、農業、物流、建設、公共の各部門が抱えている問題に焦点を当てています。

Hacking House台北プログラムのセカンドシーズンは、国立交通大学のIAPS Industry Accelerator、Taipei Co-Space、およびSTMicroelectronicsによる後援でUnaBizが主催し、世界中から100通を超える応募が集まりました。

Hacking Houseは、フランスにあるIoTのユニコーン企業Sigfoxが作ったIoTのトレーニングを提供する、起業家精神を世界的に指導する教育プログラムで、革新的なIoTの概念と試作品を使用して実在する問題への対処を目指しています。全体で5回目となる台北での開催(サンフランシスコ、台北一度目、パリ、シカゴに続く)では、25名の参加がありました。

最終的に選ばれた参加者に、それぞれ4つの問題が割り当てられました。

  • スマート農業:中央アメリカで生産しているコーヒー豆は、近年の気候変動によって「コーヒーさび病菌」と呼ばれる真菌の影響が拡大しています。この現象は、コーヒー豆の生産とコーヒー経済に大打撃を与えています。チームは「赤さび病」の蔓延を防ぐのに役立つ早期発見システムを開発しました。
  • スマート物流:世界中のどの場所でも数千万台ものコンテナが移動しています。輸送中、それぞれのコンテナは密閉されていますが、税関検査や荷受人の手元に届く際に、密閉状態でなくなる時があります。コンテナが開封されたことを感知し、コンテナの状態の可視性を向上する方法をチームが開発しました。
  • 建設:建設業界において建設現場での安全は最優先事項です。事故の発生は命に関わることもあれば、評判が損なわれる場合もあります。チームは、労働者の安全を確保し、事故の危険性を低減するSOSボタンとジオフェンシング機能を備えたウェアラブル機器を開発しました。
  • 郵便サービス:社会が発展するにつれて物理的な郵便サービスは人気がなくなり、郵便量は劇的に減少してます。しかしながら、郵便配達員は中身があるないに関わらず毎日郵便ポストを確認しており、台湾だけでもその数は8,000に上ります。このチームは、手紙が郵便ポストに投下されたときに通知するシステムを開発しました。このシステムにより、郵便配達員は不要な集荷作業をなくし、集荷ルートをより適切に計画できるようになり、人的資源と燃料の節約につながります。
the 4 teams of hacking house taipei season 2

参加者はそれぞれのプロジェクトに3か月間取り組んだ後、主要スポンサーであるSTMicroelectronicsとTaipei Co Space & IAPS NCTUの幹部を含め、プログラムを後援した業界の専門家、メーカー、およびメンターで構成される審査員団にプロジェクトの成果を発表しました。

UnaBiz、Sigfox、Taipei Co-Space、およびFrench Tech Taiwanの参画と後援により、このアクセラレーター・プログラムのデモデーには、Advantech Groupの共同創設者チェイニー・ホー(Chaney Ho)氏のような業界の重鎮、フランス在台湾協会のデビッド・キブラー(David Kibler)氏やグアテマラ共和国台湾大使館のウィリー・アルベルト・ゴメス(Willy Alberto Gomez)大使などの外国政府関係者、IAPSアクセラレーター・プログラムのCEO、ハンク・ハン(Hank Huang)博士、NTUSTの電子コンピューター工学部のリュウ・ジェン・シウ(Lieu Jeng-Shiou)学長などの学術研究で大きな影響を与える人物、世界の半導体を牽引するSTMicroelectronicsのニール・チュアン(Neil Chuang)氏や、世界的な大手運送会社Kuehne & Nagelの台湾担当業務執行取締役のフレデリック・シュヴァリエ(Frédéric Chevalier)氏のような業界を代表する著名人が招待されました。

UnaBiz共同創設者兼CTOのフィリップ・チウ(Philippe Chiu)は次のようにコメントしています。「政府機関、学者、業界の官学民が協力して、このような独自プログラムを台湾で作り、起業家としてのキャリアパスを模索している外国人の才能の助けとなる支援エコシステムがあるのは本当にすばらしいことです。Hacking House台北は、台湾でIoTのスタートアップ企業を立ち上げたい「テクノプレナー(Technopreneur、技術革新で起業をする人材)」にとってすばらしいプログラムであり、出発点になります。」

「UnaBizが運営する最初のHacking Houseにおいてエコシステムが成長し、STMicroelectronics、Trisco、Might Electronic、NCTUのIAPSなどといった業界のリーダーがいてくれることを嬉しく思います。Hacking Houseはわずか数年で、世界をリードするIoTインキュベーションプログラムの1つになったことが証明されました。繰り返しになりますが、台北で開催されたこの新しい取り組みの成果によって、企業が抱えている複雑な問題を短期間で解決する参加者の才能と俊敏性が証明されています。」と、Hacking House責任者のマキシム・シャハト(Maxime Schacht)氏は述べています。

「Hacking House台北シーズン2は、世界に展開しているSigfoxのエコシステムにとって極めて重要な時期に開催されました。現在Sigfoxネットワークを導入している67か国のどこででもローミングできるIoT機器で、「Monarch」と呼ばれる新世代のSigfox半導体ソリューションが利用できるようになったからです。」と、STMicroelectronicsのマーケティングマネージャーのニール・チュアン(Neil Chuang)氏は述べています。